京都嵯峨野の大覚寺が、惜しまれながらも、
今年度で除夜の鐘を終了すると発表しました。
嵯峨京都嵐山駅より北へ徒歩20分弱の場所に位置する、
皇室と大変絆が深い、
真言宗大覚寺派の大本山、大覚寺。
ここでは毎年、除夜の鐘が撞けると評判でしたが、
一旦鐘撞きが終了となるそうです。
由緒ある大覚寺で除夜の鐘が撞けるのは、
これが最後のチャンスとなるかもしれません。
大覚寺除夜の鐘 受付
希望者は大晦日の23時頃から、
明けて1月1日の1時ごろまでの間に参拝すれば、
鐘を撞くことができます。
人数制限を設けている寺院が多いなか、
大覚寺は時間内であれば希望者全員、
参加が可能とのこと。
確実に鐘を撞いて新年のお祈りをしたい方にもお勧めのお寺です。
大覚寺は、天皇家と深いつながりのある格式高い寺院です。
平安時代初期、嵯峨天皇がご成婚の折に離宮として建てられ、
その後も明治時代初期まで長きにわたり、
天皇や皇族が住職を務める門跡寺院として受け継がれてきました。
そのため、以前は「嵯峨御所」と呼ばれていました。
大覚寺は「花の寺」としても親しまれています。
「いけばな嵯峨御流」が生まれた家元でもあるのです。
「いけばな嵯峨御流」は、日本最古の人工林泉として名高い大覚寺境内の大沢池で、
嵯峨天皇が菊を手折って挿されたことに端を発して生まれたと言われています。
これほどのお寺ですから愛好者も多く、
混雑が予想されますが、
今年で最後の鐘の音を響かせに、ぜひ訪れてみてください。
昨夜、京都の大覚寺にて除夜の鐘ついてきた(^-^)/ちょい早めに行ってたので60数人目に鐘つけたよ!つけた時間は23:45位。 pic.twitter.com/n72gXvDd6D
— Mariko Tanizawa (@MarikoTanizawa) 2014, 1月 1