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冬至は矢田寺の「かぼちゃ供養」で無病息災を祈願

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矢田寺 かぼちゃ供養

新年まで残りわずかとなる冬至の日は、

「かぼちゃ供養」をしてはいかがでしょうか。

 

「かぼちゃ供養」とは、煮炊きしたかぼちゃを食すことで、

中風除け(中風とは麻痺や運動障害といった状態)や

諸病退散を願う行事のことです。

 

日本には元来、冬至の日にかぼちゃを食べたり

ゆず湯に入って無病息災を祈願する風習があります。

 

日本の伝統に則り、新しく迎える年が健康に暮らせるよう、

かぼちゃにお祈りしてはいかがでしょうか。

矢田寺 かぼちゃ供養

矢田寺までは、京都市役所前駅から寺町通りの商店街を南下。

本能寺や天性寺の門を横目にさらに歩くと、

左手に現れます。

 

間口が広くないので、

うっかりすると見落としそうなお寺ですが、

「かぼちゃ供養」の日は

朝の早い時間から人が列を成していて、賑わっています。

 

境内の奉納されたかぼちゃを撫でて健康を祈ったら、

大釜で炊いたかぼちゃがふるまわれるので、

いただきながらさらに諸病退散を祈ります。

 

先着1000名と、人数に制限があるので、

せっかくなら早目に足を運ぶことをお勧めします。

 


 



矢田寺 歴史

矢田寺の歴史は古く、開山は平安初期にまで遡り、

奈良・大和郡山の矢田寺の別院として建てられました。

 

本尊の地蔵菩薩は、「代受苦菩薩」と呼ばれ、

人々の苦しみを代わって受けてくださるお地蔵さま。

矢田寺の開山の祖、満米上人が、

閻魔大王に頼み地獄を見せてもらったところ、

熱湯たぎる大釜に入って人を助けている僧侶の姿を目にし、

感銘を受け、その僧侶の姿を彫り、ここに安置したと伝えられています。

 

一年の締めくくりに、来る年の健康を祈り、

今年溜めこんだ悩みや苦しみを代受苦菩薩さまに打ち明ければ、

きっと良い年が巡ってくることでしょう。

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