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京都寺

芭蕉が寛ぎ、蕪村が眠る。俳人たちを魅了する~金福寺~

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左京区一乗寺にある金福寺は、二人の偉大な俳人に縁のある場所として、親しまれています。

金福寺

貞観6年の創建時は天台宗の寺院として建立されましたが、荒廃したのち、円光寺の鉄舟和尚により臨済宗南禅寺派のお寺として蘇りました。

目次

松尾芭蕉 「芭蕉庵」

そんな鉄舟和尚と親交があり、ここを訪れたのが俳人、松尾芭蕉です。鉄舟が芭蕉をもてなした庵は「芭蕉庵」と呼ばれ、境内の小高い丘の上に残っています。

また、ここは与謝蕪村永眠の地としても知られています。芭蕉を尊敬していた彼は、当時、荒れ果ててしまっていた芭蕉庵を再興しました。

その様子が記録された俳文「洛東芭蕉庵再興記」の全文を記した案内板が、芭蕉庵裏手に立っています。

与謝蕪村といえば、俳句に光が当てられがちですが、画家としての一面もあり、本堂の床の間に飾られた、蕪村の描いた松尾芭蕉の肖像画からもその力量が伺えます。

蕪村は、敷地内に「芭蕉の碑」を残し、蕪村の没後は、弟子によってその石碑のそばに遺骨が納められました。

現在も、与謝蕪村の墓は、京都市街と芭蕉庵が眺められる丘の上に佇んでいます。

金福寺 本堂

ほかにも、境内のいたるところに、芭蕉や蕪村、蕪村一門の句が刻まれた石碑が見つけらます。金福寺のご本尊が設置された本堂は畳敷きで家庭的。縁側からあがりこんで、昼寝でもしたくなるほどの“ゆるさ”も魅力のお寺です。縁側から枯山水と丘の上の庵を見上げ、庵のある丘からは彼方に愛宕山が見えるほどの眺望が楽しめて、のんびりするのにもうってつけのスポットです。


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