京都の紅葉名所といえば「嵐山」。
嵐山の人気紅葉スポットが天龍寺 宝厳院(ほうごんいん)です。
宝厳院~江戸時代から観光名所だった巨岩と借景の庭園~
世界遺産・天龍寺の塔頭の一つ、室町時代の寛正2年(1461)に
天龍寺開山・夢窓国師の流れをひく聖仲永光禅師を開山として創建され、
応仁の乱の荒廃を経て、天正年間に豊臣秀吉の力添えで再興されました。
天龍寺の南側に位置する現在の地には、平成14年に移転。一般公開も数年前からです。
見どころは嵐山を借景にした回遊式の広大な山水庭園。
紅葉の美しさが評判となり、「嵐山花灯路」とともに
夜間のライトアップも年々人気を呼んでいます。
表情ゆたかな五百羅漢さんが迎える参道から庭園に入ると、
そこは色づいた山景色を背景に小川と紅・赤・黄…に
染められた木々やその足もとを覆う苔が織りなす庭園美の世界。
庭のポイントとなるのは獅子が跪いたように見える巨岩「獅子岩」です。
ちなみにこの庭の名称は「獅子吼(ししく)の庭」。
獅子吼とは仏さまが説法するという意味とのことですが、
そう思って岩を眺めると、説法より獅子の遠吠えが聞こえてきそうなほどの迫力が感じられます。
この「獅子吼の庭」は、
江戸時代の名所名園案内記『都林泉名所図絵』で紹介されていて、
江戸時代の京の人にとって当時は既に観光名所だったよう。
川に沿い、紅葉に染まった木々の下を文字通り「回遊できる」庭園として、
平成の嵐山観光コースにも加えてみてはいかがでしょう。
秋の特別公開期間中に限り、
洋画家・田村能里子による本堂の障壁画『風河燦燦三三自在』を特別公開。
観音菩薩の化身にちなんだ33人の老若男女を定評あるタムラレッドで描いた独創的な仏の世界、こちらも必見です。
天龍寺(読み方:てんりゅうじ)は、嵐山にある臨済宗天龍寺の大本山で
世界文化遺産にもなっています。
曹源池庭園(そうげんちていえん)という名庭園には
嵐山の紅葉が写りこんで美しい池があり
庭園を散策しながら紅葉が楽しめます。
大方丈(住職の居間)から見る曹源池庭園は、
天龍寺の紅葉観賞で、とても人気です。
また望京の丘は、天龍寺の全景が見れて
京都市内を望むことができるスポットですが
そこまでの遊歩道は、紅葉のトンネルになっています。
口コミ
天龍寺の庭園
美しい天龍寺の庭園の由来について
天龍寺の近くにある宝厳院は、天龍寺の庭園と違った良さがあります
拝観料
大人・高校生以上:500円
小学生・中学生:300円
小学生未満:無料
観賞時間
8時30分~17時30分
夜のライトアップ(夜の特別拝観)
天龍寺塔頭である、宝厳院(ほうごんいん)で特別拝観を実施しています。
紅葉の時期・見頃は
11月中旬~12月上旬
本数:カエデ200本、ハナミズキ 20本など
アクセス
JR京都駅から:JR山陰本線 亀岡行き・園部行きなどに乗車。 普通電車で約16分。快速電車で約11分。 JR嵯峨嵐山駅下車
(昼間は10分~20分に1本発着)
天龍寺まで、徒歩 約12分。