春の京都 桜デートコースに一押しなのが
「哲学の道」のお散歩。
京都の哲学者、西田幾太郎が思索にふけてこの道を散歩し、愛弟子らも散策したことでそう呼ばれるようになったそう。
哲学の道 桜
春にはたくさんの桜が咲きなんとも浪漫ティック。
哲学の道界隈には
「再願(サガン)」や「GOSPEL(ゴスペル)」といったお茶をするのにオススメのレトロなお店が点在しています。
この哲学の道の起点になっているのが
「熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)」。
春には同神社でお弁当が販売され、境内で食事することもできます。
観光地で下手に知らない食事処に飛び込んだら目をむくほど高いメニューばかりで散々な思いをすることも。
その点リーズナブルなお弁当を買って神社の境内で食事するなんて風情があっていいものですよ。
熊野若王子神社の境内から裏山につづく道を登りきると、100本はある桜の名所が広がり誰もがびっくりします。
そこからは京都市内も一望できます。
「陽光」という濃いピンク色をした可愛らしい桜で、穏やかで絵のように美しい風景に出会えます。
ここまで山を上る人が少ないのか、裏山のスケールが大き過ぎるのか、桜のシーズンでも人が少なく驚きます。
山にあがる階段の幅が狭いので、一人ずつしか上がれないのでそんなに混まないのかもしれません。
やや遅咲きですので、「花見に行き遅れた!」と思った時は、こちらは見頃のことが多いようです。(開花時期は年により異なります)
熊野若王子神社 くまのにゃくおうじじんじゃ
熊野若王子神社は熊野権現信仰です。
こちらもう一つの裏山には、那智の滝を表す滝があり、いかにも修行僧が表れそうな荘厳な雰囲気です。
こちらでは韓国など海外からの修行僧も訪れ、同神社に個人的に滝修業を申し入れ滝行が行われているようです。
そんな理由で滝の付近は霊験あらたかな修業の場ですので興味本位でむやみに近づかないでください。
もう一度哲学の道に戻り、桜の花びらが散り始める頃、疎水沿いを歩くのも素敵です。花びらがひらひらと落ちて肩に頭上にのっかってくる様子は、心に染みる自然の癒しがあります。